エステサロンの開業スタイルと初期費用のまとめ

更新日:2022.3.23

エステサロンの開業にあたり、まずはどのような形態で運営を行うか考えなくてはなりません。初めてでも気軽に運営できる自宅型サロンが人気ですが、本格的にテナントを借りてサロンを開く方法もあります。

ここでは、エステサロンの開業スタイルや開業にかかる費用を詳しくチェックしていきましょう。

エステサロンの開業スタイル

エステサロンの開業スタイルは大きく分けて以下の3通りとなります。

自宅型エステサロン

自宅の一室をサロンにする方法です。戸建て・マンションを問わず部屋が空いていればどこでもできる方法です。完全予約制になるケースが多くみられますが、決まった時間帯をエステサロンとして営業することも可能です。

自宅型の魅力は、店舗まで移動する時間や交通費を削減し、プライベートの時間も確保できることにあります。住居スペースを直接店舗に活用するので、改装費用もごく最小限です。初期投資を少なく抑えたい方に向いています。

育児や介護など何らかの理由で時間が制限されている場合、または他の仕事と掛け持ちしている場合でも、自宅型なら時間的に対応がしやすいでしょう。

テナント型エステサロン

テナント型とは、自宅以外の場所にあるテナントスペースを借り、エステサロンとして開業する方法です。物件選びから内装工事まですべてを自分で行わなければなりませんが、時間と費用をかけた分、理想に近いお店に仕上がります。

テナント型でも自宅から近い場所に借りれば移動に時間をかけずに済みますし、内装をシンプルにすればコストカットも可能です。はじめから大規模な店舗にする必要はなく、できるところから運営していくのが現実的といえるでしょう。

マンション型エステサロン

マンション型とは、テナントではなくマンションを借りてエステサロンとして営業する方法です。テナントの場合、ビル内にある他の店舗との相性が問題になることがあり、たとえばサロンの周囲に居酒屋やカラオケなどがあると、騒々しい雰囲気がサロンの方向性と合わない可能性もあります。

その点、マンションなら完全個室かつ静かな空間、アットホームな雰囲気の中でゆったりと施術が受けられるので、リピーターの獲得も期待できます。ただしマンションによっては商業利用ができない、あるいは表札に店名が出せない場合もあるため、規約をよく確認してから部屋を借りる必要があります。

エステサロン開業にかかる初期費用

エステサロン開業にかかる初期費用は、開業スタイルごとに異なります。ここではそれぞれの開業形態に合わせてかかる初期費用の内訳を紹介します。

自宅型エステサロン

費用開業後
内装工事費かからない
改装費場合によってはかかる
機器代場合によってはかかる
消耗品代かかる
備品代かかる
水道光熱費かかる

自宅型エステサロンは初期投資がもっとも少ない方法になりますが、消耗品や備品、水道光熱費は開業後も継続してかかります。また、新しい機器を導入する際に機器代が発生することにも注意が必要です。

テナント型エステサロン

費用開業後
賃料かかる
内装工事費場合によってはかかる
外装工事費場合によってはかかる
機器代場合によってはかかる
消耗品代かかる
備品代かかる
水道光熱費かかる

テナント型エステサロンは毎月の賃料が大きな出費となります。立地条件や店舗の広さによっては、この賃料が経営を圧迫する可能性もあるため、慎重に物件を選ばなければなりません。

マンション型エステサロン

費用開業後
賃料かかる
内装工事費場合によってはかかる
外装工事費場合によってはかかる
機器代場合によってはかかる
消耗品代かかる
備品代かかる
水道光熱費かかる

マンション型エステサロンは、テナント型と同じく賃料が発生します。外装にお金をかける心配はありませんが、原状回復を行って元に戻さなければならない場合があるため、開業後もまとまったお金が必要になる可能性があります。

失敗しないためのポイントは他にも

ここまでそれぞれの開業スタイルをご紹介してきましたが、失敗しないためには他のポイントも抑えておくことが必要です。
こちらの記事では、そういったポイントやエステサロン開業で揃えておきたい機器に関しても記載しております。
開業を検討されている方は、ぜひご覧ください。

エステサロン開業に向けて準備すべき事とサポートについて

エステサロンの開業のサポートについて

エステサロンを新しく開業するときは、さまざまな手続きや準備が必要になります。

何もノウハウのないところからスタートさせるのは少しハードルが高いかもしれませんが、開業サポートを専門に行うコンサルティング会社やサポートサービスを活用するのも一つの方法です。

こちらの記事では、エステサロンの開業サポートについて、その内容やメリットなどを紹介します。

エステサロンの開業サポートはどんな流れで支援してくれるの?

初期費用以外のコストも考えて経営を行う

自宅型エステサロンは街の中や人通りの多い場所に出店しにくい反面、初期費用がかからないというメリットがあります。しかし、テナント型やマンション型のように立地条件に恵まれている場合、スペースを借りることで工事費用や賃料が発生することになります。

エステサロンの経営を行う際には、初期費用だけではなく開業後にどんな費用がどの程度かかるのかをしっかりと考え、計画を立てていくことが大切です。

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