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若返りの効果があるホルモンとは?増やす方法も解説
株式会社ウィズ・アス 管理栄養士
美容、健康に関わる栄養素を日々研究中!皆様の美容と健康へのお手伝いができたらうれしいです♪
【資格・経歴】
- 管理栄養士
- 病院管理栄養士
美容機器、化粧品販売を提供する東京都港区にある美容機器メーカー。
顧客志向の美容機器と高品質な商品を展開中。
日々「エステ業界」や「美容」まで、お役立ちコンテンツを制作中。
美容業界において、多くのお客様から求められている効果の一つにアンチエイジングがあります。
アンチエイジングにはさまざまな手法がありますが、「若返りホルモン」とよばれるホルモンを多く分泌させることもそのうちの一つです。
そこで本記事では、若返りホルモンにはどのようなものがあるのか、またどうすれば増やすことができるのかを解説します。
美容・アンチエイジングについて知識を深めておきたいとお考えのサロンの経営者様はぜひ最後までご覧ください。
若返りホルモン①元気に若返りするエストロゲン・プロゲステロン
エストロゲンとプロゲステロンは、それぞれ女性ホルモンの一種です。
それぞれ相乗的に効果を発揮するものですので、ここでは一緒に紹介します。
エストロゲンの働き
エストロゲンは、成長とともに増えていく女性ホルモンです。
丸みのある体型や美しい肌・髪など、女性らしさを促す作用があります。
また、生殖器官を発育させる役割もあるため、重要なホルモンの一つです。
エストロゲンは45歳ごろから分泌量が急激に低下していくため、エストロゲンを整えることが若返りにおいては重要といえます。
プロゲステロンの働き
プロゲステロンは、黄体ホルモンともよばれる女性ホルモンの一種です。
主な役割は乳腺を発達させ子宮内膜を安定させるといった妊娠の準備を整えるものですが、エストロゲンが過剰に働いてしまうことを防ぐという役割もあります。
また、気分のむらや睡眠の質を改善させる効果もあるため、リラックスしてよく眠ることで若返りにつながるともいえるでしょう。
ホルモンバランスの乱れのよるトラブル
エストロゲンが低下することで、気分のむらや体重の増加、肌荒れといった、いわゆる更年期の症状が出るようになります。
また、逆にエストロゲンが過剰に働いてしまうことによって子宮内膜が増殖し、不正出血するというトラブルが起こる可能性も。
肉体的・精神的に不安定な更年期を若々しく過ごすためにエストロゲンを摂取し、そしてエストロゲンが過剰に働くことを防ぐためにプロゲステロンを摂取することも大切なのです。
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エストロゲン・プロゲステロンのバランスを整えてくれる食材
エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスが崩れてしまうことを防ぐためには、まずは栄養バランスのよい食事を心がけることが鉄則です。
そのうえで、大豆や卵といった食材を意識して取り入れるとより効果が期待できます。
大豆に含まれているイソフラボンには、エストロゲンと似た働きをするという特徴があります。
また、卵に含まれているコレステロールは、ホルモンの原料にもなるのです。
若返りホルモン②やる気と健康に効果のあるテストステロン
テストステロンは、男性ホルモンの一種です。
しかし、女性でも少量のテストステロンは分泌されているため、適切に取り入れることによって女性の若返りにも効果が期待できます。
テストステロンの働き
テストステロンには、充実感やエネルギーといった元気な気持ちを感じさせる効果があります。
また、シワや肌のたるみ、筋肉の老化といった肉体的なトラブルを予防してくれるため、適切に取り入れることで精神面だけでなく肉体面も若々しく維持することができます。
一方で、テストステロンは男性ホルモンであるため、過剰に摂取すると体毛やニキビの増加といったトラブルにつながる場合も。
女性が若返りホルモンとしてテストステロンを取り入れる場合は、あくまでも少量を意識しましょう。
テストステロンの減少によるトラブル
テストステロンの分泌量が減ることで、やる気の低下やイライラした気持ちになるといった精神面への影響が出てきます。
また、肉体面でも、筋力が衰え、メタボリックシンドロームになってしまうといった影響が出ることも。
テストステロンは20代をピークに徐々に分泌量が減少していくものですが、一方で年齢に関係なくストレスが原因で減少するという側面もあります。
そのため、ストレスを適切に発散していくことでテストステロンの減少を防ぐことが大切です。
テストステロンを増やしてくれる食材
テストステロンの減少を防ぐためにはストレスを適切に発散することが大切ですが、効果的な食材を取り入れることでテストステロンを増やすという方法もあります。
とはいえ、テストステロンが含まれている食べ物は存在しないため、ホルモンの生成を助ける食べ物を取り入れて生成を促すという方法にはなります。
具体的には、以下の栄養素を含む食材がテストステロンの生成に役立ちます。
テストステロンの生成に役立つ栄養素と食材
- 亜鉛:牡蠣、牛肉、牛レバー
- アリシン:玉ねぎ、にんにく
- ビタミンA:鳥レバー、豚レバー
- ビタミンD:きくらげ、干ししいたけ、卵
- ビタミンE:アーモンド、うなぎ、オリーブ油
- ビタミンK:乾燥わかめ、納豆、干しひじき
若返りホルモン③老化防止に効果があるといわれるメラトニン
メラトニンは、睡眠ホルモンともよばれるホルモンです。
若返りにおいては適切な睡眠をとることも重要ですので、メラトニンについても解説します。
メラトニンの働き
メラトニンには、睡眠の周期を適切に調整する役割があります。
適切な時間で睡眠をとることで身体の免疫が強化されます。
また、次に紹介するもう一つの若返りホルモンである「成長ホルモン」は睡眠中に分泌されるため、メラトニンが適切に働くことで成長ホルモンの効果を得ることができるのです。
メラトニンの減少によるトラブル
メラトニンが適切に分泌されなければ、睡眠不足になり、最悪の場合なかなか眠れないという睡眠障害につながってしまう場合もあります。
適切な睡眠がとれなくなることによって免疫が下がるため、身体が内面・外面ともに老化してしまうといったことが考えられます。
また、睡眠時間が短いとそれだけ成長ホルモンの分泌量も減ってしまうでしょう。
メラトニンを増やす方法
メラトニンは、朝起きて日光を浴びてからおよそ14時間後に生成されます。
そのため、メラトニンを増やすためにまずは日中にしっかりと日光を浴びることが大切です。
一方で、同じ光でも蛍光灯やLEDといった白っぽい光を浴びると逆にメラトニンの生成が抑制されてしまうという効果もあります。
メラトニンの生成を邪魔しないために、就寝前はできるだけスマホやPCの光を浴びないように心がけましょう。
また、寝室の照明をオレンジ色のものにすることでもある程度の効果が期待できます。
若返りホルモン④代謝調整に関与する成長ホルモン
成長ホルモンは、睡眠時に分泌されるホルモンのことです。
「成長」という言葉から、子どもが成長するために必要なものだという印象を受けるため、若返りには関係がなさそうだと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、成長ホルモンもまた若返りのために意識したいホルモンの一つなのです。
成長ホルモンの働き
成長ホルモンには、その名のとおり身体のあらゆる部分を成長させる役割があります。
代表的な例でいえば、骨や筋肉の成長を促進させることによって子どもから大人の身体になっていくというものがありますが、それだけではありません。
タンパク質を生成させる役割や、ダメージを受けた細胞を修復させるという役割もあり、この部分が若返りにおいて重要になります。
タンパク質は若々しい肉体を維持するために必要な成分です。
また、ダメージを受けた細胞を修復させるということは、荒れた肌を再生させるということでもあるため、きれいな肌を維持するためにも成長ホルモンは重要なのです。
成長ホルモンの減少によるトラブル
子どもの時期に成長ホルモンが適切に分泌されなければ、成長ホルモン分泌不全性低身長症とよばれる症状を起こし、きちんと身体が育たなくなってしまいます。
また、大人になってから成長ホルモンが減少してしまうと、内臓脂肪やコレステロールが増加し、生活習慣病を起こす可能性が高くなるため、大人でも成長ホルモンは大切です。
成長ホルモンを増やす方法
成長ホルモンは就寝時に多く分泌されるため、まずは規則正しい生活を心がけ、夜にまとまった睡眠時間を確保しましょう。
また、食事をしたあとは成長ホルモンの分泌量が減るという特徴もあるため、食事後のタイミングと睡眠時間が重ならないように注意することも大切です。
具体的には、夕食は遅くとも睡眠の2時間前までに済ませておくと安心でしょう。
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若返りホルモンを増やすために意識したいこと
最後に、若返りホルモンを増やすために意識したい3つのポイントを紹介します。
ポイント①十分な睡眠をとる
質のよい睡眠をとることで、ホルモンの成長が促進されます。
ここで意識したいのは、ただ眠ればよいというわけではなく、質のよい睡眠をとるということです。
具体的には、毎日規則正しい時間で、6~8時間程度のまとまった時間で眠ることで質のよい睡眠がとれるようになります。
ポイント②適度な運動を心がける
若返りホルモンのなかでも、成長ホルモンを増やすために有効な方法が、適度な運動をするということです。
なぜかというと、運動をすることで筋肉が少しずつ壊されるのですが、壊れた筋肉を修復するために成長ホルモンが分泌されるためです。
1日10分程度の簡単な筋トレやストレッチから始めて、運動を習慣づけましょう。
ポイント③バランスのよい食事をとる
若返りホルモンの生成を促すには、十分な栄養素を取り込む必要があります。
そのため、バランスのよい食事を心がけ、特定の栄養素だけが不足しているといった状態にならないように意識しましょう。
▼実年齢より若く見られるためのポイントについて詳しく解説しています。
▼若返りのために実践できるポイントや食事の注意点を詳しく解説しています。
若返りホルモンは規則正しい生活によって作られる
今回は、若返りの効果を得るために意識したいホルモンの種類を紹介しました。
女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン、男性ホルモンであるテストステロン、そしてメラトニンと成長ホルモンを十分に分泌させることで若返りの効果が期待できます。
これらのホルモンの生成を促すためには、質のよい睡眠と適度な運動、そしてバランスのよい食事を心がけ、健康的な生活を送ることが大切です。
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